こんにちは、K2 Partners佐藤です。
今回は英国介護不動産ファンドについての勉強会を行いましたので、その情報を共有します。
このファンドについては以前メルマガでご紹介していますが、イギリスの精神疾患、身体障害者向けの介護施設を運営しているファンドです。
日本の要介護認定と同様、イギリスでも一定の基準を満たした場合、その重篤度に応じて国から介護費用が支払われるという形ですが、重い障害の場合その介護費用は全て国負担となるそうです。
なのでケアホーム運営という面では家賃やサービス費用の未回収リスクはなく、現状、施設自体の数が足りない状態なので空室リスクもかなり低い状況。
ケアホーム施設での介護が必要な人に関するマーケット環境としては
- 学習障害を持つ人は100万人を超える
- 2030年まで年間3.6%の割合で増加が予想される
- 公的施設だけでは数が足りない
- ケアホームのサービスに関する基準があり、新規参入のハードルは高い
- ケアホームの運営や人材育成ノウハウを持った民間事業者の方がコストが安いので、国も積極的に民間に介護を委託していく流れ
などがあり、ファンドの運用としても順調に毎年上昇していて、年率平均リターンは17.5%になります。
この運営している会社は現在、業界3位のベッド数を持っていますが積極的に小規模な事業者を買収して規模を拡大していく方針だそう。
やはりファンド会社のプレゼンはマーケット環境、現在の戦略、今後の展望などが整理されているので、分かりやすいですね。今回は運用対象が介護施設ということで、今後の人口動向と要介護者の増加率、施設ごとの収益性などパートナーからも多くの質問があり、セミナーは活況でした。
今後もパートナー向けには定期的にファンド会社との勉強会をしていきますので、ご興味ある方はお気軽にお問合せください。