k2-partners

森林ファンドの運用先を視察して考えたこと。

こんにちは、K2 Partners佐藤です。今日は先日行った欧州出張の森林ファンド視察について、まとめます。視察に参加してもらったパートナーさんの感想についてはこちらの記事を見てみてください。

パートナーの方と欧州視察、森林ファンドツアーに行ってきました。

森林ファンドの概要

まず森林ファンドとは?ということで概要です。

名前の通り、運用先は森林。運用の60%くらいはブラジルのプランテーションとのことですが、森を保有し、種から苗をつくり、それを植林して育てていきます。何年も掛けて成長を見守り、森を育て、最終的に木材として製品化し、輸出しています。

過去のトラックレコードは以下の通り。

2013年 +13.1%
2014年 +15.0%
2015年 +9.5%
2016年 +13.5%
2017年 +14.8%

毎月1%前後のプラスがずーーーっと積み上がっていっています。

最低投資金額:EUR 5,000(約60万円)
通貨:USD、EUR、GBP、SEK
購入手数料:0%
解約手数料:5~0%(5年経過後0%)
売買:毎月(売却は四半期ごと)
戦略:森林ファンド
(直接投資可、オフショア資産管理口座可、プライベートバンク口座経由可)

森林視察ツアー(大人の遠足)

今回、ファンド会社にコンタクトし視察を依頼したところ、投資しているラトビアの森林への視察ツアーを組んでくれて、ファンドマネージャー一行と弊社スタッフ、パートナーさん達で1泊2日で色々と見てきました。

木を育てる工場、森の中、木材に加工する工程をそれぞれ見せてもらいました。

その過程としては・・・

まずは種と肥料を入れて苗ポットを作ります。

最初はハウスの中で苗を育て、10cmくらいになると徐々に外で育てていき、、

2,3年後から植林して森の中で育てます。森林の区画ごとにあまり同じ年代の木が近くにならないよう、管理しています。(木の病気や火災のリスクコントロール)

そして最終的には木材として伐採し、同じサイズの材木になるよう加工していきます。

ラトビアからは日本、パキスタンを中心に木材を輸出しているそうですが、木材のサイズ、要求レベルも国ごとに違うので、反りが少ないA級品は日本に、パキスタンはその下のランクを、と分けているとのこと(笑)

ラトビアからの木材が普通に日本の住宅にも使われていますし、木材加工時にでてくる木くずも、紙、ペーパー、ティッシュ、箱、おむつなどの原料として使われています。今回、この工場を案内してくれた現地の管理会社の方は、4月に出張で東京、大阪に滞在していたとのこと。グローバリゼーションな世の中、意外と世間は狭いですね。

ファンドマネージャーのプレゼンテーション

社会科見学だけでなく(笑)、座学での勉強会もありました。

現在のAUM(運用残高)はEUR 40m(日本円で50億円くらい)とファンド規模としては大きくないですが、そもそもの運用資産が、木材や土地、と流動性が高くないので、あまり大きい投資額は受け付けていないそう。なので運用残高も徐々に大きくしていくようにわざとしているとのことでした。

また、ファンドマネージャーのプレゼンの中で特に印象的だったのは「森は永遠の投資。原油などはいつか枯渇する。」というもの。

投資対象や国ごとの比率、リスクコントロールなどは当然、ファンド会社からの資料にあり、知っていましたが、このような創る工程を直接見てこれたこと、ファンドマネージャーからのプレゼンで理解も深まり、ファンドの社会的意義も明確になりました。

今後、パートナーさんを通して、またプロモーション活動をして行く予定です。

こういった森林ファンドのプロモーション、視察にご興味のあるパートナーシップ希望のかたはこちらからお気軽にお問合せください。

 

 

SNSでもご購読できます。