こんにちは、K2 Partners佐藤です。
本日は英国学生寮ファンド(詳細はこちら)のマネージャーを招いて勉強会を開催しました。
今回は、香港オフィスのアジア担当の方と日本法人のマネジャーの2名が参加してくれました。
改めて会社沿革から聞きましたが、このファンドの創業者は90年代から学生寮ビジネスを始め、ロンドンでビジネスを拡大してきましたが、学生寮ビジネスを世界展開するにあたり、現在のグループを立ち上げたそうです。
2016年現在、8カ国でビジネスを展開、日本にも2014年に進出しています。
日本では最初、学生寮の運営管理業務を担当していましたが、海外では建物の設計から一貫して運営を行っているので、この先は物件の設計開発から行っていくそう。
なお、日本国内では現在、2020年までに外国人留学生300,000を目標に各大学に留学生増加支援が行われているので(スーパーグローバル大学支援)、ビジネス機会と捉え開発プロジェクトを進めています。
さて、では実際にどういった物件の運営をしているのでしょうか。
海外で運営している実際の物件写真を見ていただくとわかりますがいわゆる学生寮と言って想像するむさ苦しい古い建物とは違います。(笑)
彼らは物件の設計から行い、交流が生まれやすい空間を作ります。
共用エリアを多く設け、そこで定期的にイベントなどを行い、自然と学生同士が交流できるような場を提供しています。
ですので、学生の比率としては、留学生と現地の学生が半々くらいの混在型の寮が理想的とのこと。日本でも今後、そのようなタイプの学生寮が増えていくようです。
こういった空間づくりという意味では、シェアオフィスやコワーキングスペースといった共働空間に近いイメージなんでしょうね。多様な人が集まり、生活したり働いたりする空間。
若いうちからそういった場所で生活していく学生さんは将来どういった人材になっていくんでしょうか。やはり多感な時期に色々な価値観の人と出会える、というのはその人の人格形成において重要ですよね。
このファンドに投資することで、間接的に学生さんの学びの場に投資できる、という点も面白いです。
今回の勉強会ではファンドの歴史から今後の展望、現在世界各地で進行中の開発プロジェクトなどをヒアリングでき、とても参考になりました。またこのミーティングの様子はパートナー専用サイトにアップしますので、そちらでご覧ください。