こんにちは、K2 Partners佐藤です。今日は昨日行った、ヘッジファンドの勉強会について共有します。こちらのファンドは株のインデックスを売買するレラティブバリュー戦略のファンドになります。
今回、勉強会講師をしていただいたのは元Wintonのメンバーでアジアリージョンのマネージャーをしていた方です。日本語も堪能だったので、通訳無しで日本語で説明をしてくれました。ファンド概要はこちらをご覧ください。
【第323回】元Winton出身のファンドマネージャー、年率平均12.8%のマネージド・フューチャーズ戦略ヘッジファンドをご紹介します。
勉強会内容
プレゼン内容としては以下の通り。
- 会社概要、ボードメンバー紹介
- ファンドコンセプト
- ファンドの戦略モデルの紹介
- Q&A
まだ個人の投資家の資金を受け付けて半年くらいなので、機関投資家からの資金がほとんどとのこと。ボードメンバーにタイ人が参画しているので、タイの投資家の資金も結構はいっているそう。
戦略モデルとしては、経済指標発表から数日間の適正価格から株価がズレたところへ投資。S&PやNASDAQといったインデックスへのロング・ショートを行います。国別の比率としては、米国50%、EU30%、アジア20%。日経225への投資も入っているそうですが、アジアだとKOSPI 200(韓国)の比率が高いそうです。
Q&A
出てきた質問としては、
- ポートフォリオの一部に組み入れていきたいファンドだが、最低投資額が高い(USD 100,000)ので、提案できるクライアントが限られてしまう。最低投資額を下げられないか?
=>直接投資では高いが、オフショア資産管理口座経由であればUSD 5,000〜可能なので、そちらを使ってもらうのがいいのでは。クライアントの資産の10%くらいをこのファンドで運用してもらうのがいいと思う。
他の質問としては、
- 2016年はマイナスの月が多く、年間でも-9.1%と悪かったがどういった要因があったのか?
- 今後の金利上昇局面において戦略やリスク管理(上下のブレ=ボラティリティ)にどういう影響があるのか?
など。この後パートナー専用サイトに資料と、動画をアップしますので、パートナーの方はそちらからご確認ください。
今後の予定
2/21(水) 「グローバルマクロ戦略ヘッジファンド」勉強会
来月も幾つか、ファンド関連の勉強会を予定しています。日程が決まり次第またお伝えします。なお、4月は米国生命保険の現地研修(4/11-13)、5月中旬はヨーロッパのファンド会社視察ツアーを予定しています。