こんにちは、K2 Partnersです。今回は海外保険について。香港の海外保険もいくつかプランがありますが、毎月払いの支払いができるため、よくご紹介している海外積立年金とどう違うのか?選ぶポイントは?と聞かれたのでまとめておきます。
以前、メルマガでご紹介した海外保険についての事例はこちら
【第149回】香港へ渡航して海外終身保険を月400ドル、5年払いで契約された3つのポイントとは?【東京都 会社員 30代前半 女性】
海外保険のプランって?
まずは海外保険の3つのプランについて。
- 海外終身保険
死亡保障付き、毎月払いOK、払込は5,10,15,20年から選択。 - 海外個人年金
満期あり、毎月払いOK、さらにこの中にも満期によって4つのパターンがありますが、a)〜c)は払込が一括〜5年と短いのが特徴です。- 12年満期
- 16年満期
- 20年満期
- 60-90歳
- 海外養老保険
一時払いのみ(500万円から)
毎月払いができるものは上の1、2のいずれかです。こちらと海外積立年金を含めて、選択チャートを作ってみました。
ご自身の目的に合わせたプラン選択チャート
「海外個人年金」は満期が12年〜20年、もしくは老後資金として60歳〜90歳までの受取となっていますが、ある程度まとめて一括、もしくは3〜5年で払って置いておくイメージです。10年以上、毎月コツコツ払う場合は「海外終身保険」「海外積立年金」になります。
「海外終身保険」は100歳満期で死亡保障を用意しつつ、解約返戻金も増えていくタイプ。死亡保障を使わなくても、2,30年経てばかなり増えて戻ってきます。なので、万が一の保障と運用をセットでやってくれるって感じですね。支払い年数と満期、保障の必要有無でプランが決まってきます。どのくらい増えるのか?USD 500/月で15年積立を基準にシミューレーションしてみましょう。(支払額はUSD90,000、30歳、非喫煙)
海外積立年金は更に3つのプランがありますが、元本確保型でそれぞれ比較してみます。
※海外積立年金のプラン比較はこちら
海外個人年金
16年満期(8-8)のプラン現行利率で試算してみると・・・
3年支払額:USD 90,031
16年満期時返戻金:USD 153,586(170%)
となります。なるべくまとめて払うことで満期時返戻金は大きくなりますよね。
海外終身保険
15年、USD500/月の支払いで試算すると・・・
月額保険料:USD 500.28
死亡保険金:USD 226,000〜
15年支払保険料合計:USD 90,050
15年後解約返戻金:USD 109,206(121.2%)
20年後解約返戻金:USD 156,631(173.9%)
25年後解約返戻金:USD 204,438(227.0%)
30年後解約返戻金:USD 265,618(294.9%)
払込完了の時点ではそんなに増えてはいません。てか他のプランの数字が高いので、かすんでますが払い込んですぐなのに元本は余裕で超えてるって言ったほうがいいですね。払込完了から10年くらいは置いておきたいところです。
海外積立年金(元本確保型プラン)
15年、USD500/月の支払いで試算すると・・・
支払額:USD 90,000
15年満期時返戻金:USD 126,000(140%)
※S&P Indexの運用によってはさらに上振れあり
比較とまとめ
最終的に支払う金額は一緒でも、支払うタイミングによって変わってきます。返戻率を整理すると、
1)海外個人年金
3年払、16年満期で 170%
2)海外終身保険
15年払い、15年目解約で 121.2%
3)海外積立年金
15年払い、15年目満期で 140%
という結果に。今ある程度まとめて払えれば海外個人年金、死亡保障の有無で海外終身保険or海外積立年金、ですね。実際には海外終身保険であればそのまま置いて死亡保障を用意しながら運用を続けられますし、海外積立年金も最低保証なので、上振れはありますけどね。支払う周期、年数、クライアントさんのライフステージに合わせて提案してみてください。