こんにちは、奧山です。
【England is sleepwalking towards a two-tier health system】
今月に英紙「The Guardian」に掲載された論説で、
英国で介護施設に入るための順番待ち(waiting)リストが過去最長という内容です。
コロナもそうですが、富裕層の増加も要因とのこと。
端的に言えば需要に供給が追いついていないんですね。
このような背景もあって、
当社で取り扱っている英国介護不動産ファンドも運用が好調です。
本日のブログでは概要をご紹介。
オフショア管理口座を通じて購入できるファンドは沢山あるのですが、
その中でも屈指の人気を誇っているのが、
イギリスの精神疾患、身体障害者向けの介護施設を運営しているファンド。
日本の要介護認定と同様、イギリスでも一定の基準を満たした場合、
その重篤度に応じて国から介護費用が支払われるという形ですが、
重い障害の場合その介護費用は全て国負担となるそうです。
ということで、ケアホーム運営という面では家賃やサービス費用の未回収リスクはなく、
現状、施設自体の数が足りない状態なので空室リスクもかなり低い状況。
これは先述の「The Guardian」の記事からも想像できますよね。
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ケアホーム施設での介護が必要な人に関するマーケット環境としては:
- 学習障害を持つ人は100万人を超える
- 2030年まで年間3.6%の割合で増加が予想される
- 公的施設だけでは数が足りない
- ケアホームのサービスに関する基準があり、新規参入のハードルは高い
- ケアホームの運営や人材育成ノウハウを持った民間事業者の方がコストが安いので、国も積極的に民間に介護を委託していく流れ
などがあり、ファンドの運用としても順調に毎年上昇していて、
ブログ執筆時点では年平均で軽く15%を超えてきています。
以前に当社パートナーさん向けの勉強会を実施したことがあったのですが、
運用対象が介護施設ということで、
今後の人口動向と要介護者の増加率、施設ごとの収益性など、
多くの質問があり、セミナーは活況でした。
今後もパートナー向けには定期的にファンド会社との勉強会をしていきますので、
是非お気軽にパートナーにご登録ください。