こんにちは、K2 Partners佐藤です。
今回は、パートナー候補の方との面談で出てきた外貨リスクについて。
その方は長年、地方都市で保険、投資関連のアドバイスをしている方ですが、クライアントに外貨建てのものを提案しても、為替のリスク、というだけで拒絶反応に近い人が多く、中々その先に進めない、とおっしゃっていました。
為替のリスク、、確かに、為替は上下に値動きがあり、円高・円安によって損をすることもあります。
例えば・・2014年に100万円をドルに変えて(1$ 100円、USD 10,000)おく。
2017年5月現在にUSD 10,000を日本円に替える(1$ 112円、112万円)と、為替益で12万円のプラスになります。
逆に2012年の頃の為替レートだと1$80円なので、USD10,000は80万円にしかなりません。
こういった損得が発生することを為替リスク、という表現をされますが、それは決まったタイミングで必ず円にしないといけない場合に発生するもので、資産を復数の通貨で持っておく、と考えると特にリスクではありません。
難しい話でもなく、円が安い時(上の例だと1$112円のとき)には、ドルを使うだけ円に替えて使い、円が高い時はドルはそのまま持っていればいいだけの話です。
当然ですが、USD 10,000を持っておく事自体にリスクはありません。海外に持っていけばアメリカ以外の国でも現地通貨にいつでも変えられます。(ちなみに円を直接、現地通貨に変えられない国は普通にあります(笑))
最近、ビットコインなどの仮想通貨も話題にあがりますが、そちらも同じ話ですよね。
通貨はただのツールでしかないので、それぞれ持っておいて、使いやすいときに使うだけ。
実際にやることはマルチカレンシーの口座を一つ作ってお金を入れてそれぞれの通貨を持っておくだけです。日本だとソニー銀行の口座が使いやすそうですね。
弊社でも海外の口座開設サポートはしているので、海外旅行のついでに作っておくのもいいと思います。(詳細はこちら)